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バスケットボールにおける外傷・障害の発生事例の解説
2回目は、バスケットボールにおける外傷・障害の発生事例の解説となります。

初回は足関節捻挫です。

バスケットボールでは、外側の靭帯(特に前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯)を痛めるパターンが圧倒的に多く、ジャンプ着地時(例:リバウンド時に相手選手や味方選手の足を踏む)や急な方向転換、急激なストップ&ダッシュ動作等で引き起こされます。
捻挫した後に無理してプレーを続けたり、軽い捻挫を何度も繰り返す様になると、慢性的に痛みが続いたり、足首が柔軟性が失われ硬くなり関節の可動域が減る事もあります。そのような状態が続くとアキレス腱など他の部位を痛めたり、足首の軟骨を痛めてしまう事もあります。
*全体の障害発生件数18165件中、足関節捻挫の発生件数は3088件、発生頻度は744件/10万人。小学校高学年は全体の62%{スポーツ統計データ集(スポーツ安全協会/日本体育協会)}

(公益財団法人スポーツ安全協会 公益財団法人日本体育協会 スポーツ外傷・障害予防ガイドブック(2017)より引用)

足首には東洋医学的にハムストリングス(もも裏)や腰につながる「ツボ及び経絡」があり、捻挫を繰り返す事で足首の柔軟性が無くなりタイトハムストリングスを引き起こし、アキレス腱から腰部までの広範囲に影響を及ぼす事も東洋医学的に考えられます。
〈慢性腰痛の方の足首外側のツボを押すと痛みを訴える事が多いので、反応点として私も使っています。〉

私の先輩のバスケプレーヤーにも慢性の両足首痛に悩まされている方がいますが、その方は両足に足首を支えるサポーターをしながら今もプレーを続けています。
元々は軽い足首の捻挫から始まったんだと言っていました。

大事な事は捻挫にも重症度(*1)がありますが、比較的軽い捻挫でも、小さな怪我だと思わずに、しっかり治療・リハビリをしてから競技復帰をしましょう。

*1
1度:靱帯の微細損傷や軽度の圧痛があるが、いわゆるちょっとひねった程度であるため、当日もしくは2~3日で競技復帰が可能な状態。歩行や軽い走行も可能。

2度:靱帯の部分断裂で圧痛、腫脹が強く、歩けるが走れない。競技復帰まで2~3週間かかる。装具やテーピング、副木固定が必要です。念のために医療機関でチェックを受けてください。

3度:完全な靱帯断裂で圧痛、腫脹、熱感、皮下出血が強く、自分で歩くのがやっとです。競技復帰まで1~2ヵ月を要します。医療機関での治療(ギプスや装具による強固な固定、もしくは断裂靱帯の縫合手術)が必要です。
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[ 2019/04/05 19:19 ]

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